私が双極性障害になったのは10年前でした。とにかく情緒が安定せず、元気になったと思った次の日にはひどく落ち込んでいるような状態が長く続きました。

今現在は月に一度の通院と毎日の服薬で安定しています。

双極性障害(躁うつ病)って何?どんな病気?

双極性障害というよりも躁うつ病といったほうが馴染みがある方もいらっしゃるかもしれません。ですが、どちらも同じ病気です。具体的には気分のアップダウンが激しくなってしまう病気です。

躁の状態の時はテンションが上がって、自分一人でなんでもできるような気分になります。それだけでなく、気が大きくなって、一日に数十万という金額の買い物をしてしまうこともあります。

一方うつになると、とにかく自分はダメ人間なんだと思ったりします。当然何もやる気は起きません。躁の時にしてしまったことを後悔して、自分を責めたりすることもあります。

躁とうつの状態が目まぐるしく交互に表れるのが双極性障害の特徴です。

病院に行こう!でも簡単には治らない

私が初めて精神科の病院を受診したのは18歳の時でした。当時はうつの症状の方が強く出ていて、先生は普通のうつ病と診断し、抗うつ剤などの薬が処方されました。

最初のうちはそれで症状が抑えられていたのですが、今度は徐々に躁の症状が出てきてしまったのです。躁の時はとにかくアクティブです。

友達に連絡を取って頻繁に食事に行ったり、いつもなら買わないような服を大量に買ったりしました。今思えば明らかに躁の症状なのですが、当時の私はうつが良くなったのだとばかり思って、医師に報告することなどもしませんでした。

ですが、双極性障害の気分は目まぐるしく変わります。友達と食事をした数時間後には落ち込み、誰とも会いたくないと部屋に籠ることもありました。

その病院で治療を続けること4年……症状は一向に安定せず、一度は「人格障害」の診断を受けました。

思い切って病院を変えよう!なんでも話せる主治医を見つける

どうにも安定せず困り果てた私は、思い切って病院を変えることにしました。自宅から少し離れた病院で、薬物療法に加えてカウンセリングも受けることにしたのです。

そこで初めて「単なるうつ病ではなく、気分の波が大きいから双極性障害なのではないか?」と言われたのです。うつ病と双極性障害は、似ているようで違います。

うつ病の治療が、そのまま双極性障害のうつ状態に効くわけではないのです。「双極性障害」という目星の元治療を行うことで、私の症状は少しずつ改善していきました。

早め早めの対応を!適切な治療で改善できます

双極性障害の恐ろしいところは、躁状態の際にいろいろなものを失ってしまうことだと思います。私は幸いそこまで大きなものは失いませんでしたが、人によっては仕事を失ったり、財産を失ったり、パートナーを失ったりすることもあるようです。

また自殺率も高いと言われています。双極性障害は、時間はかかりますが、根気強く治療すれば改善・安定する病気だと思います。勇気をもって早めに専門家のケアを受け、早めに双極性障害の診断を受けて治療を開始することは非常に意味があることだと思います。

私は今、治療のかいあって、とても穏やかで安定した日々を過ごしています。双極性障害になったからといって絶望せず、信頼できる医師と二人三脚で治療することがその後の回復の鍵なのではないでしょうか。

双極性障害の辛さから解放されたいあなたへ

「鬱」と「躁」の悪循環から独力で脱出する「プチ認知療法」

認知療法で双極性障害を克服した人は多くいます。なぜなら、認知療法で自分の考え方を変えることで鬱と躁をコントロールすることが可能だからです。ですが、認知療法を実践するのは簡単ではありません。そこで、認知療法の専門家が作成したDVDを見るだけで実践が出来るプチ認知療法があります。それを実践すると、認知療法を気軽に実践することが出来、結果として、うつを克服することが出来ます。