うつ病、というとこの頃ようやく一般的な病名になってきたように感じます。うつは「こころの風邪」と呼ばれるように、風邪を引いて熱を出すように誰にでもかかる病気であることが、少しずつ理解されるようになってきました。

しかし、「双極性障害」「躁うつ病」に関してはまだまだ知られていないのが現状です。今回は、私の例を通して少しでも理解を深めて頂ければ幸いです。

わたしが躁うつになったわけ

躁うつ病になったのは、就職して数か月後のことでした。わたしは大学4年のときにうつ病を発症しました。きっかけは就職氷河期の就職活動があまりに苦しかったこと、その中で母が入院したことです。

我が家は母にも精神疾患があり、自分のテリトリーに入られることをとても嫌がる人でした。そのため、大学生になっても実家暮らしだった私はキッチンに入ることもできなかったため、家事の一切をやったことがありませんでした。

就職活動のさなか母が入院し、炊事・洗濯・掃除などの家事をすべて完璧にこなそうと頑張りすぎた結果、母が退院するころにはベッドから起き上がることが出来ない「うつ病」になっていました。

それから1年が経ち、治療しながら大学も遅れて卒業しはじめて就職した会社でしたが、そこは人間関係が劣悪な環境でした。いじめの標的になったわたしは会話もままならなくなり、食事はのどを通らなくなり、2か月で7kg痩せました。

ただ、うつの時とは違い、常にふさぎ込んでいるわけではなく、日によっては明るくテンション高く振舞うこともあり、その反動でさらにミスを起こすことも多々あり、それを悔やんではうつ状態に逆戻りするようなパターン。

様子がおかしい、と気づけたのが幸いでした。心療内科で「躁うつ病」と診断され、別の精神科を紹介されることになりました。

治療の難しさ

新しい病院での治療がスタートした私ですが、私は働いているため平日の診察が不可能です。治療の為と半休を貰うことすらためらわれる環境でしたので、その病院の休日診療に通う形となりました。

休日診療は毎週先生が変わり、私は同じ先生に診察して頂くことができませんでした。他の病院に変えようと何度も思いましたが、人気の病院は田舎でも3か月先まで予約が埋まっているという状況でした。

これがわたしの治療が進まない大きな理由だと思います。また、心療内科や精神科で処方される薬は少なからず「副作用」が現れます。

わたしは少量の薬でも副作用が大きく出てしまうタイプだったらしく、自分にあった薬を探すだけで数年掛かりました。副作用はめまい、動悸、吐き気など様々で、合わない薬を飲むことはとてもつらいです。

また、治療にはお金がかかります。保険適用内の治療でしたが、わたしは1回の診察+薬代で3000円前後支払いをしていました。まったく裕福でない私には痛い出費であることは間違いありません。

躁うつ病を直すために

前述の通り、まずはきちんと通える病院を見つけることが大切だと思います。良い病院と、良い先生に出会えなければ、治療は進みません。

おかしいな、という状態が2週間続いたら間違いなく治療が必要です。まずはどこでも構いません、行きやすい病院へ行ってみてください。

そこから良い病院を口コミで探し、乗り換えていくのが良いかと思います。また、病気のときはこれらを自分ひとりで行うことはかなりつらいはずです。

家族や恋人に寄り添ってもらい、いっしょに治療していくことが大切です。躁うつはある程度の症状であれば薬できっちり抑える事ができます。どうぞ、身体と心を大切にしてくださいね。躁うつに悩むあなたが少しでも心穏やかに過ごせるよう祈っております。

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