双極性障害とは、精神疾患の中で気分障害のグループに入っている疾患のひとつになります。精神疾患の中でも、古くからある疾患になります。

以前は、躁うつ病と呼ばれて躁状態とうつ状態を繰りかえす病気の事です。今は両極端な症状が起こるという意味の双極性障害と言われています。

双極性障害については色々な所で研究されているのに、原因には脳の機能の障害によるもの意外にはまだはっきりと解明されていないのです。そんな双極性障害について調べました。

双極障害て何なの?感情高まりで躁鬱状態繰り返し!

感情が高ぶり自分がとっても偉くなった気がする躁状態と、うつ状態を繰り返して現れる事を診ても以前は、躁うつ病と呼ばれていたという事がよくわかる病気です。今は双極性障害という病名で、知られています。

二つの症状が交互に繰り返して現れるのですが、薬が効いてその症状が治まっている時には症状が出ていた事がうそのように落ち着いているのも特徴のひとつになります。

双極Ⅰ型障害とは何?

躁うつ病の症状がそのまま現れるのが双極Ⅰ型障害です。うつ状態と躁状態が現れ、うつ状態の時には普通のうつ病と差がなく症状も同じになります。

躁状態とは、気分の高ぶりが大きく自分に出来ない事は無い、睡眠をとらなくても大丈夫と感じるくらいテンションも高まり、色々とアイデアも湧き出ますが実は何一つまともに出来ない状態にあり周囲に迷惑をかける事もあり入院が必要な時もあります。

双極Ⅱ型障害とは何?

双極Ⅱ型障害とは、うつ状態と軽躁状態にあるケースになります。この時の躁状態では人に迷惑をかける事は無いが人が変わっているように見えます。

軽躁状態とは何?

躁状態の時のように、人に迷惑をかける事は無いですがいつもとは違って元気に動き回る事が出来てテンションが高い事を感じ取れます。

何故双極障害になるの?ドーパミンの関係が深い!

双極障害は、躁状態とうつ状態を繰り返す事が特徴の病気になります。最近これには、ドーパミンの量が深く関係していると考えられています。

躁状態の時のように精神活動が元気な時には、ドーパミンが多く分泌されています。躁状態では、ドーパミン神経伝達を阻止させる薬が効果を出しています。

うつ状態の時には、ドーパミンを増やす薬の効果が躁状態にします。これらの事から、躁状態になる事やうつ状態になる事はドーパミンの量の変化によって生じているのです。

ドーパミンとは何の事?

神経伝達物質の事で、快楽に深く関係する神経になります。躁状態にある時は、ドーパミンが異常に分泌されているので神経活動が活発になりドーパミンの分泌が少ないと生きる気力もなくなるといううつ状態になるのです。

ドーパミンブロック薬は効果が高い?

最近では、特に双極障害の躁状態の時の治療薬としてドーパミン神経伝達を阻止する「抗精神病薬」の高い効果が報告されています。

ミトコンドリアが関係?マウスの実験で似た行動!

2015年ですが、理化学研究所がうつ病や双極性障害のマウスをつくりその結果としてマウスがうつ病や双極性障害の診断基準を満たす症状とよく似た行動をした事を発表しました。

そして、うつ状態の原因として脳内の視床室傍核のミトコンドリア機能障害から来ている事を発見しました。この事から、これからはこのマウスを使い治療に有効で副作用の少ない薬が開発されると大きな期待がもたれています。

ミトコンドリアとは何?

ミトコンドリアとは、身体の全身の細胞の中にありエネルギーを作り出す働きがあります。そんなミトコンドリアの働きが低下すると細胞の働きも低下します。

  • 脳の神経細胞の中で起きた時には、見たり、聞く事や理解する事に障害が出ます
  • 心臓の細胞の中で起きた時には、血液を全身に送る事ができなくなります
  • 筋肉の細胞の中で起きた時には、運動に支障が出て疲れやすくなります

戸惑う初めての躁状態?早めの対応がポイントです!

躁状態の時に対しては、高い効果が得られる治療方法が多くあります。治療をきちんとすれば、よくなるケースの方が多く見られます。

ここで問題なのは、患者さんご本人が病気だと考えていない事にあります。特に初めての躁状態の時には、治療をしなければいけないと考えられない状態にある事なのです。

患者さんは感情的になって、周囲のアドバイスを受け入れられない状態にありますがけっして放置しないで下さい。患者さん自身のマイナスになります。

本人に納得してもらう事!

治療をする為とはいえ、患者さんを騙すような事はしないで下さいね。躁状態の時の事を患者さんは記憶してますので関係が悪くなります。「貴方の身体のため」等と、納得してもらいましょう。

治療をしないと危険?再発を繰り返します!

双極性障害は、きちんと治療を続けていく事で少しづつ効果が現れる病気です。そして、予防の為にも治療をしない時には再発しやすい病気になります。

薬の効果で良くなったからといって自分で勝手に判断をして治療を止めるような事はけっしてしないで下さい。再発を繰り返す事で、社会的信用をなくす等ダメージが大きくなります。

発作が発作を呼ぶと良く言われるのですが再発を繰り返すことで治療の効果が低くなり1年の中で4回以上躁状態とうつ状態を繰り返すようになり症状が無い時期が無くなっていく事にも繋がるのです。

専門家に相談する事!

治療が必要だと分かっていても、患者さんご本人がその気にならないと難しいものです。そんな時には、ケースワーカーがいる精神科の専門医や自治体の精神保健福祉センターに相談される事をお勧めします。

まとめ

双極障害が脳の病気である事と、発症の原因、治療、治療の必要性について調べました。日本での患者さんも増えていて、自殺へ繋がる事も少なくないので日本人の大事な命を奪ってしまう疾患になります。

古くからある病気の為研究も進められていましたが、原因は解明されていないのです。今現在も、色々なところでの研究も進められて最近発表された研究発表もあります。

画期的な結果に繋がる事を期待したいですね。そして、双極障害という病気の理解を広める事が出来る事も期待したいです。

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