その症状、本当にうつ病ですか?抑うつ状態、朝起き上がれない、食欲不振、疲れやすさ、やる気が起きない、死にたい気持ち・・・など一見するとうつ病のように見える症状。

しかし、過去に元気が良すぎたり、買い物で衝動買いをたくさんしてしまったり、喋りすぎてしまったり、それまでのうつ状態とは正反対の時期、そんな時はありませんでしたか?

今回はうつ病よりも実は自殺率の高い疾患、双極性障害について紹介します。

私の双極性障害の始まり

2年前の夏、朝布団から突然起きられなくなりました。原因は度重なるストレスと睡眠不足でした。その頃私は親元を離れ、動物看護師を目指す専門学生でした。苦しんでいる動物達を救う事の出来る仕事に就くという夢が私をどんどん追い詰めていきました。

勉強では常に学年でトップをとるという目標の元、毎日何時間も勉強し、深夜にはアルバイト、そして帰ってきてからも勉強し、睡眠時間は3時間にも満たない状況を1年続けました。

そして徐々に朝起きる事が辛くなり、自律神経のバランスが乱れ、夜眠ることさえできなくなりました。そしてとうとう朝、布団から起きる事ができなくなりました。

双極性障害って何?4つのサインを見逃すな!

双極性障害は2つの程度が存在します。1つ目はは双極性1型障害です。より症状が重い躁状態とうつ状態を繰り返し、入院を必要とする患者さんが受ける診断です。2つ目は双極性2型障害です。

比較的軽い軽躁状態とうつ状態(程度は1型と同じ)を繰り返します。しかし入院を必要とはしません。また双極性障害には大きく分けて4つの期間が存在します。

1つ目は何もやる気が起きないなどのうつ状態、2つ目は元気が良すぎて周りが見えなくなる躁状態、3つ目は何の症状も見られない寛解期、4つ目はうつ状態と躁状態が入り混じった混合状態の4つです。

うつ病とどう違う?うつ状態・躁状態・軽躁状態の症状とは!

うつ病のうつ状態と双極性障害のうつ状態、この2つは精神科医でも見分けが付きにくいです。ではどう見分けるのでしょうか。それはうつ病のうつ状態では、原因を取り除けば症状が改善するという点です。

反対に双極性障害のうつ状態は、原因なく起こるものですので、仮にストレスがあり取り除いたとしても再び波として訪れます。また、うつ病は治る病気ですが双極性障害は寛解期という形で症状のない時期はありますが、完治は難しい病気です。

ですので付き合っていく病気と言えます。うつ状態の症状は、訳もなく気分が憂鬱になるいわゆる抑うつ気分になります。他にも趣味興味の喪失や、食欲不振(亢進)、不眠(過眠)、意欲や集中力の低下、ソワソワ感やボーッとしたりする事などが挙げられます。

躁状態、軽躁状態では、本人には自覚がなく調子が良いと感じています。従ってこの期間には病院に行きたがらない事も珍しくありません。しかし、これが双極性障害の落とし穴でもあるのです。

なぜなら継続して治療を行わなければ必ずまたうつ状態がやってくるからです。躁状態、軽躁状態の症状としては気分が良すぎたり、イライラしたり、活動性が高まったり、高価な買い物や投資を行ったり、自尊心の肥大(自分には何でもできるといった考え)、誇大妄想(自分は世界を救えるなどといった非現実的な妄想)、睡眠欲求の減少や多弁、観念奔逸(アイデアが次々に浮かんでくる)などがあります。

うつ状態・躁状態での過ごし方

様々な過ごし方を試してきましたが、最も気分の波を小さく出来た過ごし方を紹介します。うつ状態の場合には、とにかく休養する事に限ります。無理を重ねて、限界がきてしまえば1年間の休職を余儀なくされたりします。

ですので早めに2、3日の休暇を取り、ゆっくりと休む事が大切です。また信頼できる周囲の人に理解してもらう事も重要となってきます。

躁状態の場合には、クレジットカードやキャッシュカードは信頼できる家族などに預け、金銭管理は全て任せます。また周囲の人に今現在自分が躁状態にある事を知らせてもらい、なるべく安静に過ごします。

躁状態に過活動で波が大きくなればなるほど、うつ状態も深くなります。うつ状態、躁状態の過ごし方について執筆しましたが、まずは病気を認める事、それを第1に日々を過ごすと寛解期への1歩に近づくのではないでしょうか。

双極性障害の辛さから解放されたいあなたへ

「鬱」と「躁」の悪循環から独力で脱出する「プチ認知療法」

認知療法で双極性障害を克服した人は多くいます。なぜなら、認知療法で自分の考え方を変えることで鬱と躁をコントロールすることが可能だからです。ですが、認知療法を実践するのは簡単ではありません。そこで、認知療法の専門家が作成したDVDを見るだけで実践が出来るプチ認知療法があります。それを実践すると、認知療法を気軽に実践することが出来、結果として、うつを克服することが出来ます。