双極性障害という病気をご存知ですか。精神疾患にはいろいろあり、最近多いのがうつ病です。

その他にも統合失調症や神経症、気分障害などたくさんの疾患があります。

私は双極性障害Ⅱ型ですので、私が受けた最新治療について説明したいと思います。

投薬治療について

うつ病と最初は診断されていたので強い抗うつ薬による投薬治療をしていました。

しかし倦怠感や抑うつ状態が続き、思ったほどの効果はあまり得られませんでした。それで先生が双極性障害Ⅱ型の可能性もあるということで、気分安定薬を追加していきました。

また非定型抗精神病薬と言われる薬も一緒に飲みました。そうすることで、全く気分が上がらなかったのに少しずつですが上向きになりました。精神疾患の薬は効果もそれなりに期待はできるのですが、副作用もそれなりに辛いものもあります。

副作用を抑えるための薬をまた飲まなくてはいけなくなり、1日量の薬の数はかなり多くなりました。

薬でもなかなか効果が上がらない場合の最新治療

私は双極性障害Ⅱ型ですから、ほとんどうつ状態です。先の見えない暗闇にひとり残されて自分の存在なんて意味がないと思うようになりました。

生きていることが周りに迷惑なのだと思い、自殺を考えるようになりました。子ども達のためには生きていないといけないと必死に生きていた自分も疲れ果てて、もう消えたいと思うばかりでした。

そんな中、先生が薬の効果があまり見られないし自殺の危険があるので危ないということで電気けいれん療法をしましょうとおっしゃいました。今のところ最新治療であり、それなりの効果も期待できるということでした。安全性についても大丈夫だと説明してくださいました。

電気けいれん療法とはどのようなものなのか

電気けいれん療法はECTとも呼ばれており、頭部に数秒間通電する治療です。全身麻酔で行われるため、痛みなどはいっさいありません。

筋弛緩剤も使用するため見た目には全くけいれんなどは起こりません。自殺の危険がある場合や昏睡状態の人には即効性と有効性が期待できるため速やかにECT治療を開始します。

安全だとは言われていますが、麻酔や治療そのもので合併症がないわけではないのでしっかりと先生の説明を受けてください。もちろんこの治療だけでの回復は見られないので薬物療法と並行して行われます。

私の電気けいれん療法体験談

昼の3時からのECTの治療の場合、昼食から抜きます。1時間まえから点滴を始めます。この点滴はECTの時に使用するものなので刺してからはゆっくりと点滴を落とします。

点滴の場所なのですが、手の甲を上にして手首から肘にかけての部分がありますよね。そこの血管を見つけて点滴の注射針を入れます。血管のよくでる肘の曲がる部分に刺せばいいと思われるかもしれませんが、動いたりした場合点滴が抜けてはいけないのでまっすぐな所に刺すそうです。

上だけ手術着に着替えて車いすでECTの部屋にストレッチャーで入ります。入ったとたんたくさんの看護師さんにお腹あたりに心電図のようなコードをつけられたり、血圧を測られたり、先生にはおでこと髪の生え際を消毒されてマジックテープのような電流をながすシートを貼られます。

リラックスしてて大丈夫だからねと言われながら、点滴を全開にされ腕にその液体が流れるため冷たさを感じながらマウスピースをはめられます。麻酔するからゆっくりと呼吸をして数を数えてね。

と言われて5まで数えるともう次の瞬間には車いすに乗った状態でうつろな私に終わったよ~と看護師が声をかけているのです。

電気けいれん療法の終わったあとの辛さは人それぞれ

ECTの部屋から自分の病棟にもどってくるのも大変です。

吐き気、ひどい頭痛、めまい、気分の悪さはもう絶対次はしたくないと思うくらい辛かったです。車いすから布団にも自力では歩けないので看護師に両脇を抱えてもらって横になります。

30分おきに血圧と体温を測定します。鼻からはチューブで酸素を2時間程度いれます。私の場合は、治療後は本当にしんどくて夕食はもちろん食べられませんし、トイレにも自力では歩いていけません。

ただ人によってはECT後も少しは気分の悪さはあるものの我慢できる程度であり、本をよんで酸素吸入の時間を過ごす人もいます。食事もとれるようです。

電気けいれん療法の効果について

ECTの効果は驚くものがありました。私はトータル12回しました。4回目が終わるころ看護師や患者のお友達から目の力が全然違うと言われるようになりました。気分も少しずつ上がっていき、自殺願望もなくなっていきました。

気分的には感謝の気持ちが出てきたことが一番の違いかと思います。感謝の気持ちとか誰かを思いやることというのは、自分に少しでも余裕がなければ出来ないことなのです。

それが出来るようになったことだけをとっても効果はあったと言えます。

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