今の現代社会においてストレスのない状態というのは考えにくいことです。このストレスが身体や精神にとても深くかかわっていることをご存知ですか?

数ある精神疾患の中で、双極性障害という病気について私の体験談も交えて述べさせていただきます。

双極性障害には双極性障害Ⅰ型と双極性障害Ⅱ型があります。私は双極性障害Ⅱ型です。

今は双極性障害ですが昔の私はめちゃめちゃタフでした

私の主人は転勤族で全国に転勤します。仕事は早朝から夜は遅くまで働くため、家事や育児などは専業主婦の私がひとりでやっていました。転勤のたびに新しい環境に慣れなくてはいけないし、1からお友達も作らなくてはいけませんでした。

もちろん実家とは遠かったので手伝ってもらいたいときも頼れる人もなく誰もそばにいませんでした。でも、あの頃の私はいわゆる明朗活発で元気に明るいだけがとりえでしたから、ひとりでも頑張れるし何とかなるととにかく必死に頑張っていました。

病気を発症する誘因となった出来事があります

病気を発症するまでに3回の転勤をしました。出産は2回経験しました。主人の方の父が癌でなくなりました。私の父は早くに他界しておりましたので母には心配はかけられませんでした。

3回目の転勤先は沖縄でしたので飛行機しか実家に行き来する手段はありませんでした。子ども2人がちょうど手のかかる時期でしたから学校行事やPTA、子ども会などに参加する機会が多くありました。

主人も忙しく仕事のストレスで怒鳴ることも多くありました。もちろん育児を手伝ってくれるということはありませんでした。

とうとう爆発して私は壊れてしまいました

育児のストレス、なぜ主人から怒鳴られるのかわからない悲しみ、本当の意味で助けてもらえる人がいない環境。

結構頑張って弱音も吐かずにいましたが、身体はくたくたで不眠気味になっていたところに主人の浮気が発覚しました。なんのために自分はひとりで頑張ってきたのか、家族を守るためだったのに主人が私たちを裏切ったというショックで心の芯がポキッと折れる音が聞こえました。

家族のために朝から夜遅くまで働いてくれていたと信じきっていたので、まさに青天の霹靂であり私への侮蔑だと感じました。

壊れたときの私の状態は

まず、身体から力が抜けて魂が出て行ってしまったような状態になりました。

今まで頑張ってきたことは本当になんなんだろう、虚しさでいっぱいになりました。夜は一睡もできず、起きていると自然と涙が出るのです。もう感情とか思いとか思考とか全く関係ないところで涙がザーザーでました。

家事や毎日の子どもとの公園、習い事の送迎など普通にできていたことがいっさいできなくなりました。食事も喉をとおらずほとんど食べれなくなりました。子ども2人がまだ幼かったので、私が食べさせないと死んでしまうと思い、食事の支度だけは泣きながらやっていたと思います。

その状態に無関心の主人も驚きすぎて病院に行った方がいいと勧めたくらいです。

初めて病院に行ったときの診断名はうつ病

先のような状態で心療内科に受診したときは、まずうつ病と診断されました。とにかく楽しいことがひとつもなくなって、ひどい倦怠感、頭痛、めまいに苦しみました。

1日がとても長く常に憂鬱で悲しくて情けなくて何にも興味がなくなりました。無感情とひどい抑うつ状態を通りこすと、こんどは憎しみが強くなりました。今まで全部ひとりでやってきたことに対して我慢が爆発しました。

主人に対する怒りはかなり大きく何を言われても浮気していることと結びつけてしまって、仕事が遅くなると言われても信じられなくなりました。ずっと携帯を触っているような音が幻聴として聞こえてきてケンカになりました。とにかく最悪でした。

双極性障害と診断されたのはかなり年月がたってからです

子ども達だけは守らなければいけない、育てなければいけないという一心だけで生きている毎日でした。薬物療法で少しずつ回復はしましたが、良くなったり悪くなったりの繰り返しでした。

良くなるというのは、普通に家事がこなせるという状態程度ですが。結局は沖縄から子ども2人をつれて実家に戻らなければならないほど調子は悪くなりました。うつ病の治療をしても効果があまり見られないことから、新しい先生が気分安定薬も使って治療を始めました。

そうすることで一時的ではありましたが回復していきました。この時に双極性障害Ⅱ型の診断名が付いたのだと思います。うつ病の診断から6年がたっていました。

双極性障害の診断は難しいらしい

私もそうでしたが、うつ病から双極性障害Ⅱ型に病名が変わることはあるようです。双極性障害の患者の60%がうつ病と診断されているようです。また、双極性障害と診断されるまでに7.5年かかるというデータもあります。

ずーとうつ病の治療をしているのに良くならない方や鬱のときもあれば気分が少し上がりすぎてしまうと感じている方などはもしかしたら双極性障害かもしれません。

自分では判断しにくい場合もありますので、第三者の人に様子を観察してもらうとわかる場合もありますので、頼まれてみてはどうでしょうか。双極性障害Ⅰ型は比較的わかりやすいのですが、双極性障害Ⅱ型の場合診断が難しくなりますので自分の状態をしっかりと主治医の先生に伝えてみてください。

双極性という名のとおり両極しかない厄介な病気ですが、うまく付き合っていけば日常生活を過ごすことは可能です。

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