わたしが双極性障害と診断されてから、もう15年以上経ちます。

双極性障害は治りにくく、治っても再発しやすいのが特徴です。つまりほぼほぼ一生付き合っていく病気なのです。

ハイになったり鬱になったり忙しい病気ではありますが、慣れればなかなかうまく付き合えるものです。

鬱もしんどいけれど躁もしんどい

鬱がしんどいのはもうそろそろ世の中で認知されつつある事実なのではないかなと思います。

家族が亡くなったときのような心の喪失感がずっと続くわけですからね。気が晴れることが全くないのです。それに比べて躁はハイになって楽しいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、この病気を長くしていると、躁のときの自分を止められない感じもまた、苦痛なのです。

「今躁だな」と自分で判りますが、なかなか気分の高揚を抑えることは出来ません。今感じているハイな気分も、病気のものとわかっている分、つらいのです。そして躁のあとには鬱がきます。

この揺り戻しが怖いので、わたしは出来れば躁にもなりたくはないです。

理解されにくい躁の症状

実は鬱よりも、躁の方が厄介なのではないだろうかとわたしは考えます。周りの人に迷惑をかけてしまうのは、どちらかというと躁なのです。

自分のペースでのみぺらぺらと噛み合わない会話をしたり、異常に行動的になって他人を巻き込んだり・・・。幸いわたしは軽躁症状で済んでいますが、それでも3日間寝ないで作業し続けたりなどはよくあります。

そうするとそのしわ寄せで周りに迷惑がかかるのです。わたしは寝ないで物書きの作業をし、その代わり会社を休みました。会社を休んでもなお物を書いていました。そんな風に、自分を止められないのです。

自分で自分の状態を知ることがうまく付き合うことの鍵

この病気に慣れてくると、今躁だな、とか鬱になっちゃった、とかわかるものなのですが、そんな自分の状態を、まず自分が受け入れることがうまく付き合うことのコツだと思います。

鬱なんだから、考えが負のスパイラルになってしまっているのは仕方ない。こんな気分もそのうち終わるから、と自分を勇気付けたり、躁なんだから今は自分がすごいと思っちゃうけどそれは違うからね、控えめな気持ちで仕事に取り組んでね、など、もうひとつ自分を持って、指示を出せるようにしておくといいかもしれません。

まず自分で受け入れ、客観視し、まるで他人事のように判断する。そうすると不思議と、いつの間にか通常営業に感情が戻っていることも多いのです。

今後ともよろしくお願いします、という気持ち

冒頭にも述べたとおり、この病気は恐らく一生ものです。うまく付き合うしかないのです。鬱が過ぎれば躁がきて、そしてまた鬱がくる。これの繰り返しの間に、通常営業の感情が挟まるのが双極性障害です。

そんな気分の波に、いつまでも振り回されていたら疲れてしまいますので、状況を把握して、自分がまず理解してあげる。そうすることを続けるうちに、だんだんと付き合い方もうまくなります。

単に、今鬱だから、躁だから、仕方ないと思うのではなく、あ、じゃあ考え事は控えよう、とか、意識して生活リズムを整えよう、と、対策を自分なりに練りましょう。どんな対策を取ればいいかは、自分と向き合っていくうちにわかってきます。

わたしは今もまだ躁鬱の波はありますが、なんとか自分でコントロールして生活をしています。鬱の時は自分を責めることを意識的に避け、躁の時は自分を過大評価しないように気をつけています。

そしてわたしは寝ないことがしばしばあるので、今後はそれを改善していきたいです。今後とも、双極性障害と付き合っていくのが、それが即ちわたしの人生であるならば、うまく付き合って折り合いをつけていきたい、そう考えています。

それはなかなか難しいかもしれないけれど、この病気のことをよくわかっているのは自分だし、まず自分が自分を理解してあげないと、と思っています。わたしと一生付き合っていくのは、他でもないわたしなのだから、と。

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