双極性障害を患っている人は見た目だけでは健康な人と大差ないために、思わぬ誤解を受けることがあります。

それ故に傷つき、深い悲しみや悩みを抱えている人も多いはずです。

そんな辛い思いをされている方々に、私の体験談を通して少しでも前向きになって頂ければと思います。

まさか自分が双極性障害になるなんて

私の場合、きっかけは職場いじめによるものでした。37歳の時です。もともとパニック障害を抱えていたため、不安感や動悸・目眩という症状はあったのですが、気分のムラと言うものはあまりありませんでした。

ところが、いじめに遇ってから、気分のムラが酷くなり、会社を休む頻度もさらに増えてしまったので、かかりつけ医に相談したところ、双極性障害と診断されたのです。かなりショックでした。

普通のうつ病と違う!躁うつ状態と抑うつ状態

私自身、うつ病というのは常に気分が沈んでいる・死について常に考えてしまう等、ネガティブなイメージしかなかったので、双極性障害がうつ病の一種だと言われてもピンときませんでした。

休む回数は増えましたが、会社には何とか出社していましたし、夫とライブを見に行ったり、旅行もできていたからです。実はこれが双極性障害の特徴でした。どうやら一般的なうつ病と症状が違うようです。またしてもショックでした。

元気いっぱい!実は怖い躁うつ状態

「何かすごい調子がいい!いじめてくる人に文句のひとつでも言い返してやろうかな」「今日のライブ楽しみー。思い切り暴れるぞー!」こんな気分になる事が多々ありました。

妙にテンションが上がり、何でもできるような気持ちになるのです。じっとしていられずそわそわしたり、ちょっとしたことでイラッとすることもありました。「あの人全然元気じゃないの。」「普段怠けてるだけなんじゃない?」と他人から誤解されるきっかけはほぼ、これでした。

そして主治医には攻撃性が外に向かう危険と隣り合わせの状態だとも言われました。躁うつ状態はうつの症状が良くなっている状態ではなかったのです。

私の存在価値って何?希望が持てない抑うつ状態

朝目は覚めるけれど、体が鉛のように重い。今日1日生きていく自信がない。私なんて何の役にも立たないし、迷惑かけるだけで生きてる価値なんてないのかも。そんなネガティブな考えばかりが頭を駆け巡り、消えてなくなりたいとさえ思いました。

もちろん会社になんて行けません。家から1歩も出ず、ただただベッドの上で丸まって泣いていました。食欲もなくなり、体重もあっという間に落ちました。主治医には、攻撃性が自分に向けられる状態だと説明されました。

もう普通の生活は無理なんだろうなと諦めの気持ちでいっぱいになりました。

逃げていいんだ!勇気を出して克服への1歩を!

このままではいけないとふと思える機会がありました。職場の新しい上司が「何があってもいじめは許さない。きみは逃げれるだけ逃げていい。俺がいじめをなくしてやる!」と言ってくれた時でした。

実際なくなるかどうかは別にして、私が双極性障害になったきっかけと戦ってくれる人がいると感じられた事が、少しずつ私の心を動かしてくれました。それに「逃げていい」という一言が、深く心に染み渡りました。

そして遂に勇気を出して夫に事情を打ち明けました。最初はいろいろと言われましたが、最終的には退職することにも賛成してくれました。上司にも相談し、来れる時は出社して、引き継ぎが終わる月末で退職できるように対応してもらいました。

「逃げる」と言う選択をしたことで、気持ち的に随分落ち着いてきました。

逃げた先に見えたものは?

主治医と話をし、なるべく薬に頼らない方法で治す事を目標に決めました。十分な休養と最低限の投薬、そして好きなことを楽しむ時間を過ごし、余計なストレスをなくしていくことで、随分と症状が改善してきました。

逃げた先にあったものは、暗闇ではなく希望の光でした。また働きたいと思うようにもなりました。ただ焦りは禁物と言うことなので、後1か月はゆっくり休んで、それから少しずつ仕事を探そうと言うことに決めました。

そして今現在、双極性障害の症状はほとんどみられなくなりました。焦らず自分に合った仕事を探しているところです。

双極性障害の辛さから解放されたいあなたへ

「鬱」と「躁」の悪循環から独力で脱出する「プチ認知療法」

認知療法で双極性障害を克服した人は多くいます。なぜなら、認知療法で自分の考え方を変えることで鬱と躁をコントロールすることが可能だからです。ですが、認知療法を実践するのは簡単ではありません。そこで、認知療法の専門家が作成したDVDを見るだけで実践が出来るプチ認知療法があります。それを実践すると、認知療法を気軽に実践することが出来、結果として、うつを克服することが出来ます。