今から17年前、34歳の時に双極性障害を発症しました。

当初は不眠が一週間ほど続いて倦怠感が大きくなりましたが、やがて強烈な不安感に襲われて死にたいとすら感じるようになり、精神科で診察を受けるとうつ病と診断されました。

抗うつ薬や睡眠薬を服用しながら何とか仕事を続けていたのですが、4年後には急にうつ症状が治まったばかりか逆に気分がとてもハイになり、双極性障害と診断されて1か月間入院することになりました。

躁状態の症状とは?人格が変わってしまうのでは!

躁状態になると、気分が高揚して何かにつけてやる気が旺盛になり、頭の回転も速くなります。睡眠時間が短くなり、むしろ眠っている時間がもったいないとすら感じて、興味のあることに全力を傾けるようになりました。

しかし判断力は自分では気づかないもののかなり傾いていて、電話代を気にせず長時間誰かと電話で話をしたり、金銭感覚が麻痺してギャンブルなどに多額の金銭を浪費しました。

本来はおとなしくて無口である性格にもかかわらず多弁になり、気に入らないことがあるとすぐにかっとなって怒鳴りまわすようになりました。

うつ状態の症状とは?つらく落ち込んでいたら注意!

うつ状態になると、躁状態とは全く逆の症状が現れます。

気分が落ち込んで何もやる気や興味が湧かなくなり、それまで楽しんでいた趣味にも関心を示さなくなります。倦怠感が強くて1日中部屋でごろごろするだけの日々が続き、食欲もないことから入浴や食事もろくにしない生活でした。

まるで心臓をわしづかみにされているかのように胸が苦しくなり、そのあまりの苦しさに、いっそ死んでしまいたいと何度も考えました。うつ状態がひどい場合には抗うつ薬もなかなか効きませんから、絶望感に襲われる毎日でした。

双極性障害の治療方法とは?やはり薬が大切!

双極性障害の治療としては、やはり薬物療法が中心でした。抗躁薬と抗うつ薬、それに抗精神病薬と睡眠薬を服用していました。抗躁薬は有効成分であるリチウムの血中濃度が適正範囲でないと効果が減少するのですが、どうしても飲み忘れることが多く何度も濃度が低いことがあり躁状態になることがありました。

また抗うつ薬は自分に合うものを服用すればうつの症状を軽減できるのですが、うつの症状を改善させるだけでなくかえって躁状態に転じてしまうこともあり、服用量や止めるタイミングには難しいものがありました。

双極性障害の治療法にはさまざまあると思いますが、生活習慣や食生活をきちんとすることが基本とした上でやはり薬を忘れず正確に服用することが大切だと感じています。

現在の状態は?症状は改善できたのか!

躁状態とうつ状態を繰り返して17年が経過しましたが、現在では比較的症状も落ち着いてきました。もちろん薬は今でも毎日多く服用していますが、その日の体調によってどの薬を加減すればいいかなどが、経験的にわかってきました。

今が躁状態、あるいはうつ状態であるなどといった自分の状態をほぼ客観的に理解することができますし、それに応じて早めに医師に相談したり、必要な薬を処方してもらうなどの対策もできるようになりました。

今後も薬を飲み続けなければならないことに変わりはありませんが、症状がひどかった頃に比べれば薬の量もかなり減っています。

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