双極性障害(躁うつ病)は躁状態とうつ状態を交互に繰り返す精神疾患です。

双極性障害における躁状態、うつ状態ではそれぞれ次のような症状がみられます。

病的な高揚感が続く躁状態

躁状態とは異常なまでに気分が高揚している状態のことです。

  • いつもよりおしゃべりになる
  • 自分が偉くなったように感じる
  • 活動的になり何かをせずにはいられなくなる
  • 注意が散漫になる
  • 次々と色々なアイディアが浮かぶ
  • イライラして攻撃的になる
  • ギャンブルや浪費などの快楽に夢中になる

これらのような状態が7日以上にわたって続く場合は、躁状態であると診断されます。

躁状態が悪化すると周囲の人間関係に支障をきたすようになり、時には入院が必要となることもあります。なお躁状態と同じ症状が4日以上続くものの、日常の人間関係に支障がない場合は軽躁状態と診断されます。

うつ病と似た症状のうつ状態

双極性障害におけるうつ状態においては、単極性うつ病(うつ状態だけがあらわれるもの、うつ病のこと)と似た症状があらわれます。

  • 気分が落ち込む
  • 物事に興味や関心がなくなる
  • 思考力や集中力が低下する
  • 絶望感・罪悪感を感じる
  • 眠れなくなる(眠りすぎる)
  • 食欲がなくなる、体重が減る(食欲が増加する、体重が増える)
  • 頭痛・倦怠感がある
  • 死にたいと思う、死ななければならないと思う

これらの症状が2週間以上続く場合に、うつ状態と診断されます。

単極性うつ病と異なるのは、抗うつ薬の処方により躁転(うつ状態から急に躁状態になること)につながるリスクがあることです。

双極性障害の2つのタイプ

双極性障害は躁状態のあらわれ方の違いにより、双極Ⅰ型障害と双極Ⅱ型障害とに分類されます。

双極Ⅰ型障害は、気分の高揚が強い躁状態とうつ状態を繰り返すものです。躁状態がはっきりとあらわれるため、失業、離婚、破産など社会的なトラブルを引き起こしやすいことが特徴です。

一方、双極Ⅱ型障害は気分の高揚が弱い軽躁状態とうつ状態を繰り返すものです。双極Ⅰ型障害よりは気分の高揚が軽いものの、病気であることを気がつきにくく摂食障害、不安障害、アルコール依存症などを合併しやすいこともあり軽視することはできません。

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