双極性障害とは、かつては「躁鬱病」と言われていた病気です。

双極性という名前からもわかるように「躁状態」と「鬱状態」両方の性質を持つ病気です。

双極性障害はⅠ型とⅡ型に分類されます。Ⅰ型は激しい躁状態と鬱状態を繰り返す病態で、2型は軽躁状態と鬱状態を繰り返す病態をいいます。

双極性Ⅰ型?Ⅱ?型による違いは?

Ⅰ型は躁状態が激しく、躁鬱病と言われていたのはこのⅠ型がほとんどです。躁状態の時、本人は気持ちが大きく強くなり、自分に問題があるという自覚がありません。他人への攻撃性が増したり、汚い言葉を平気で騒いだりなど、トラブルを招くことがあります。

また、一定の期間が経つと(期間は個人差有)今度は重い鬱状態がやってきます。躁鬱状態からどちらつかずの期間を経てから鬱状態になる場合と、躁鬱状態からわかりやすく急に鬱状態になる場合など、ケースによって異なります。

躁転、鬱転を繰り返すごとにサイクルが短くなることもあるようです。Ⅱ型は激しい躁状態になることはなく、あくまで軽躁状態であるため、本人は気分・調子がいい程度にしか感じません。

多くの場合は大きなトラブルが生じないため、周囲も気付かないことがあります。

双極性障害…どうしてなるの?

双極性障害の要因は大きく分けて3つが考えられています。1つが遺伝的要因です。しかし、遺伝的要因があるということまではわかっていますが、細かい関連性はまだ研究途中です。

この遺伝的要因だけで発症する病気ではないこともわかっています。2つ目は環境的要因です。生育環境や親や周囲の人の性格はこの病気に大きく影響すると言われています。無意識のうちに慢性的なストレスを感じていると発症しやすいと言われています。

また、親が病気だと遺伝すると言われているのは、親の考え方や生活習慣を子どもはそのまま受け継ぐために発症しやすいことが遺伝と関連付けられていることが多いです。3つ目は性格的要因です。

真面目、社交的、気遣いができる、我慢強いなどの性格は発病に影響すると考えられています。

双極性障害を治す方法はあるのか…

双極性障害は単体の鬱病よりも治療が困難で、長期化することが多い病気です。躁状態、鬱状態、その時に応じたフォローが必要ですから、家族や周囲の人のサポートが不可欠になります。

基本的な治療方法は薬物療法と精神療法があります。薬物療法では、気分安定薬、抗精神病薬、抗鬱薬、睡眠薬、漢方薬などを組み合わせて使用します。もちろん、時期や状態に応じて服用量の増減の調整は必要ですから、定期的に受診する必要があります。

本人だけで治療に臨むと断薬・中断・オーバードーズなどの危険もあることから、周囲が見守ることが大切です。精神療法は認知行動療法をはじめ、自分と向き合うことや物事の捉え方を変えていくような会話や道具を使用した治療法です。

薬物療法、精神療法どちらか単体ではなく、組み合わせることが効果的です。双極性障害は、自分一人で解決することが難しく、一人で治療にのぞむ人は自己中断することが多いと言われています。

再発しやすい病気であり、長期間のフォローが必要な病気です。しかしながら正しい治療をすれば改善できる病気であり、社会復帰を果たす人も少なくありません。

家族や医師と適切な関係を築きながら、根気強く取り組むことが大切です。

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