双極性障害はいつ発病してもおかしくない疾患です。

20代や30代は何もその兆候が見られなかったのに、40代になって初めてはなはだしい症状を呈するようになる人もいます。

結婚している相手がある日突然双極性障害を発症する可能性もあるのです。そして、双極性障害を発症してしまったことで離婚に繋がるケースも少なくありません。

双極性障害と離婚の関係とは?

ある調査では、夫婦のどちらかが双極性障害を抱えている場合は、両方とも双極性障害ではない夫婦と比較すると離婚率が高くなるという結果が得られています。長年連れ添った夫婦でも、相手が突然変化してしまう様子についていくことが出来ず、気持ちは残っていても離婚を選択してしまう事がある。

双極性障害を患った相手を支えているパートナーはどのような状態に陥っているのでしょうか?その実態に迫っていきたいと思います。

良い人を演じすぎる

双極性障害を変えていても好きな人であることには変わりがない。相手のことを理解しよう、病気をいっしょに治していこうと頑張りすぎることで、自然とパートナーが色々なことを我慢し、理解のある良い人を演じすぎてしまいます。

自分の言いたいことを言えなくなる

病気だからと相手に遠慮して、気を遣いすぎてしまうせいで、いつの間にかパートナーの方が言いたいことを我慢して自然に振る舞えなくなってしまいます。対等な関係を維持することが出来ず、窮屈な二人になってしまう事も珍しくありません。

精神状態が悪化する

相手の病気を理解して対応方法について気を遣いながら生活をすることで、自然とストレスが蓄積されるようになります。その結果、パートナーの方の精神状態が悪化して、場合によっては抑うつ状態に陥ってしまったり、感情が爆発してしまう事もあります。

離婚に繋がることも

パートナーを無理させてしまっていることに双極性障害の人も敏感に気が付くでしょう。その結果、そのことで自分を責め、精神状態が悪化する可能性もあります。誰も悪くないのに一緒にいることでお互いを傷つけてしまう毎日に、離婚を選択する人も増えているのです。

双極性障害の人と結婚生活を維持していくためのポイントとは?

しかし、もちろん双極性障害の人も恋愛をします。双極性障害を抱えている人を好きになることも当然あります。好きで結婚した2人であり、相手と長く一緒にいたいと思うこと、穏やかな時を過ごしたいと感じることは当然のことです。では、どのように長い結婚生活を維持していくのかについてお伝えしていきたいと思います。

大前提として、病識を持ちしっかりと治療を行っていきましょう

双極性障害は精神疾患の1つです。そのため、まずはしっかりと治療を行うことが大切になります。状態が良くても悪くても医師の指示に従って継続的に通院を行い、きちんと服薬を続けることが大切になります。

一緒に診察に同行する

場合によっては病院の受診に同行して医師の説明を聞くようにすることも大切です。何のためにどのような薬を飲んでいて、注意点は何なのかをしっかりと確認していきましょう。

病気についての正しい知識を身に付けることがとても大切です!

まずは勉強することが大切です。目の前にいる相手のことを理解するために一般的な病気の知識を学び、その人がどのような経過を辿って行くのかを予測することが大切です。本人の特徴が病気から来ているのかそうではない性格の部分から来ているのかをよく見極めていきましょう。

冷静に判断することが大切

双極性障害の場合、病気で様々な症状を引き起こしている場合と、病気ではない部分で症状が現れている部分があります。症状に対しては薬が友好的ですが、性格的な部分から症状が現れている場合は別の薬で対応することになります。

気分の不安定さに原因があるのかどうかをパートナーも良く観察をして、冷静に判断していくようにしましょう。

日記をつけることも一つの方法

本人の様子を客観的に捉えるためには、日記をつけることも一つの方法です。気分や行動を記録して、双極性障害の人が自分の病気を客観的に知ることが出来るような支援をしていきましょう。

お互いに、一人で出来るストレス解消方法を考えておこう!

双極性障害の人も、そのパートナーも一緒にいることで同時にストレスを抱えることになります。お互いの関係を良いものにするために、一人で過ごす時間やストレス解消方法を大切にしながら支え合っていきましょう。

必ずしも離婚をしないことが最善の方法ではないことを頭に置いておこう

双極性障害の人を支えることは、大変な部分がある作業になります。出来れば離婚を避けたいところですが、無理に結婚生活を継続して双方が疲れ切ってしまったり、相手の魅力が分からなくなってしまうようでは本末転倒です。場合によっては距離を置くことでお互いが穏やかに過ごすことも出来るようになります。その可能性も頭に入れておきましょう。

早めに対策を考えることが大切

もう離婚するしかないと言う状況になる前に対策を立てることが大切です。適切な投薬治療を継続しながら、相手の症状を冷静に判断し時には自分を守るために物理的な距離を設けることも大切な方法です。

まとめ:双極性障害の結婚生活には離婚するだけの理由がある場合が多い

結婚生活はただでさえ大変な部分が多く、精神的に近しい存在からは心理的な影響を受けやすくなっています。そのため、一緒に住んでいる双極性障害を抱えた相手からパートナーが影響を受けることは当然のことです。

先ずはその現実を認識し、正しい病気の知識を身に付けましょう。そして医師と相談しながら適切な治療計画を立てることが大切です。場合によってはパートナーが主治医に対応方法の相談を行う事も大切になって来るでしょう。

長い目で考えながらお互いが健やかに過ごしていける方法を模索していくことが結婚生活を維持するポイントの一つになります。

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