躁状態と抑うつ状態を繰り返してしまう双極性障害は、気分が高揚している時と落ち込んでしま手いる時の差が目立つ精神疾患です。

そのスイッチははっきりしておらず、いつ気分が落ち込むのか、いつ気分が高揚するのかはコントロールすることが出来ません。

そんな双極性障害の人は、躁状態やうつ状態の時にどのように過ごしていけばよいのでしょうか?双極性障害の人の、自身の症状への対処方法についてまとめていきたいと思います。

双極性障害とはどんな症状を示す病気なの?

双極性障害とは、いわゆる躁うつ病の事です。気分の不安定さが大きな特徴となる双極性障害は、気分の高揚と抑うつ的な状態を交互に繰り返す病状が中心となっています。躁状態が社会的生活を脅かすほどの状態になっている場合は双極Ⅰ型障害。

社会的生活を脅かすほどではないのですが、抑うつ状態との病相を交互に繰り返す状態を双極Ⅱ型障害と分類しています。

どうしたら病気に認定されるの?

気分が不安定になるとか、意欲がわいて来たり落ち込んでしまったりするということは誰にでもあります。双極性障害はその程度がはなはだしく、普段の生活とあまりに違う場合や、症状が強いことで学校や会社、家事全般が出来ないくらいになってしまう状態です。

どちらの病気の時期が長いの?

双極性障害は、躁状態がとても目立つ病気の1つですが、時期としてはうつ状態の方が長いと言われています。躁状態は周りから見ても目立つ状態であり、支援を受けやすい状況です。

しかし、うつ状態は躁状態と比較すると周りからは落ち着いている状態に見えるため、支援が受けにくい可能性があります。

双極性障害の人の流れとはどのようになっているのだろう?

双極性障害の人は、躁状態が4日以上継続すると双極Ⅱ型障害、躁状態が1週間以上継続すると双極Ⅰ型障害として分類されるのですが、その時期以外の時期は軽い躁状態かうつ状態を示していることが長いと言われています。

認知機能は障害されない

双極性障害は記憶や思考などの認知機能は保たれています。つまり、自分がやったことは分かっているし、しっかりと覚えている。躁状態の時はあたかも当然の様に行っていたことに対して、躁状態が落ち着いてから振り返ってみると罪悪感でいっぱいになってしまったり、自分の事を責めるような気持が強くなることが指摘されています。

自分で対策を取ることが難しい

きっかけも明白ではない状態で気分の変動が生じるため、自分でもなかなか対策を取ることが難しくなっています。また、気分が高揚している時は自分に対して自信がみなぎっている時でもあるため、現実を正しく認識することが出来ていません。自分が行っていることが良い事だと思いやすいため、自分でも自分の行動を調整することが難しくなっています。

双極性障害の人は毎日の生活をどのように過ごしていけばよいのか?

そんな特徴を示す双極性障害の人は、症状を少しでも落ち着かせるために毎日の生活をどのように送ってゆけば良いのでしょうか?

まずは自分が双極性障害であることを認めることが最初の一歩

双極性障害の、特に躁状態の場合は、自分が病気であることを認めることがとても難しくなっています。そのため、双極性障害だと診断された場合には、まずは自分が双極性障害であることをきちんと認めていきましょう。

そして、躁状態の自分は気持ちがコントロールできないとか、うつ状態になるのは自分のせいではなく病気の一環であることを理解するなど、自分の事や病気のことについて正しい知識を得ることが必要になります。

自分の状態を知るために記録をとってみよう

自分の状態を客観的に知るために、毎日の生活を記録することも一つの方法になります。また、躁状態の時にその記録を読み返すことで、冷静な視点を取り戻すことに繋がります。

規則正しい生活を送ることが大切

双極性障害の人は不安定な感情に振り回されて生活リズムが崩れてしまう事があります。そのため、出来るだけ規則正しい生活を送るように心がけましょう。規則正しい生活が、気分の安定に繋がっていきます。

投薬治療をきちんと継続することが大前提!医師の指示を守ろう

双極性障害の人の大きな特徴は、気分の不安定さが自分でコントロールすることが出来ないところにあります。そのため、双極性障害と診断された場合には、きちんと医師の指示を守って投薬治療を行うことが大切になります。

気分の変動が激しい時だけ内服するのではなく、日常的に定期的に内服を継続することが必要になってきます。

目立った行動が少ないからと言って、油断してはいけません!

双極性障害の人は躁状態が目立ってしまうために、うつ状態の人はもしかしたら調子が良いとか、落ち着いていると誤解されてしまう事があります。しかし、うつ状態は双極性障害の大きな症状の1つであり、きちんとした治療が必要になります。

また、実際に双極性障害に罹患している人はうつ状態の時間の方が長く、うつ病に苦しむ時間が長くなっています。そのため、目立った行動が無くなったからと言って症状が軽くなっていると断定することは難しく、再び躁状態が戻ってくる可能性も考えられます。慎重に経過を観察していく必要があります。

自殺のリスクはうつ状態の方が高い

冷静に考えたり検討したりすることが出来る分、うつ状態の方が自殺のリスクが高くなっていると言われています。そのため、うつ状態を甘く見るのではなく、きちんとした治療を行うことが大切になります。

まとめ:双極性障害の毎日の過ごし方のポイントとは?!

簡単にまとめると、双極性障害の人が日々の生活を過ごすうえでは、自分の病気を認識すること、適切な投薬治療を受けることが大前提になります。寛解までに時間がかかる疾患となっているため、長期的な治療計画を立てて、医師と相談しながら治療を行っていきましょう。

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