躁うつ病としても知られている双極性障害は、精神疾患の中でも自殺するリスクが高い疾患であると言われています。

双極性障害はどうして自殺のリスクが高くなっているのでしょうか?その真相に迫ってみたいと思います!

そもそも双極性障害って簡単に言うとどんな疾患なの?

気分が高揚する時期と、意欲が低下してしまう時期を相互に繰り返す障害のことを双極性障害と言います。

気分が高揚している時は普段以上に元気に活動をしている姿が見られるのですが、意欲が低下し始めると別人かのように抑うつ的な症状を示すこの疾患は、ジェットコースターに乗っているかのような体験を重ねているとも言われています。

躁状態の時はどうなっているの?双極性障害の実際の姿とは!

双極性障害の人は躁状態と抑うつ状態を繰り返すことが特徴的な疾患ですが、躁状態の時は自分に対する自信が強くなり、何でも出来るように感じることが多いようです。その結果、普段であればやらないことを吟味することなく挑戦してしまいます。多くのコストがかかることであっても躊躇なく行動してしまうし、それが出来ると確信しています。

自分ではコントロールすることが難しい

躁状態になると自分では自分の行動をコントロールすることが難しくなります。そのため、突然マンションを契約してきてしまったり、高額な買い物をしてしまう事があります。冷静に考えればおかしいと思えるようなことでも、自分では止めることが出来なくなっているのです。

考える力は残っている

躁状態の時でもその人なりの考え方に基づいて行動をしています。本人に判断力や思考力が伴っているかのように周りからは見えているため、周りの人でも気が付かないことがあります。

病気で症状が出ているのか、本人がかねてからやりたいと思っていたことを単に実行しているかの判断はとても難しくなっています。

躁状態には必ず終わりがやってくる!冷静になった時はどうなるの?

激しい様子を見せる躁状態は、1週間以上継続することもありますが、いずれ必ず終わりがやってきます。もし終わりがやってこなかった場合は、双極性障害ではなく元々の性格的な部分が大きく関与しており症状として現れているように見えているのでしょう。

激しい自己嫌悪

今考えればどうしてあんなおかしなことをしてしまったんだろう。双極性障害の人は認知機能などは障害されないために記憶もしっかり残っています。自分で覚えているんだけれど、理由が分からない。どうしてあんな高い物を買ってしまったんだろう。支払いは誰がするの?冷静になって振り返った時に襲ってくるのは激しい自己嫌悪です。

社会的信用を失うことも

躁状態の定義の1つとして、社会生活が阻害されている状態にあることとあります。つまり、躁状態になることで、仕事に行くことが出来なかったり、独りよがりの働き方をしてしまったり、資金繰りを大胆に行ってしまったりして、社会的な信用を失ってしまう可能性があるのです。その損失も多きく、悔やんでも悔やみきれません。

自分の生活が破綻する可能性がある

躁状態の様子を見ていて、例えば家族が離れてしまったり、仕事を失ってしまったり、入院生活を余儀なくされてしまうなど、それまでの生活が疾患のために一変してしまう可能性もあります。双極性障害は、その症状が様々なリスクを引き起こす可能性を孕んでいるのです。

双極性障害は、躁状態と抑うつ状態が入れ替わる疾患

双極性障害は、躁状態とうつ状態が交互に反復することが知られています。あれだけ反省して、もう衝動的な行動はとらないでおこうと思っていたのに、躁状態に入ってしまえばまた同じことをしてしまう。次第に味方をしてくれていた友人や家族も自分と距離を置くようになってしまいました。

失敗体験を重ねる中で死について考えることが増えていく

同じことをしてしまうのは、もしかしたら自分の心が弱いのか?生きていても迷惑なんじゃないか?度重なる躁状態とうつ状態の入れ替わりに心も体も疲弊し、いつしか死について考えるようになります。

双極性障害の人は、躁状態になれば活動的になります。そのため、自殺について考えた時にその考えを実行に移すことも出来てしまう。結果として双極性障害は自殺につながる可能性が高くなっているのです。

適切な治療が大切

コントロールできない状態で様々な行動を起こし、それが確かに自分の行動だと分かっているために自分を責める。でも躁状態になったらまた同じことを繰り返してしまう。この状態は病気です。適切な治療を受けることがとても重要になります。

入院施設がある医療機関がお勧め

双極性障害の場合は激しい行動に移してしまう事が多いため、ある程度行動の制限が必要になります。場合によっては入院加療を利用しながらの治療が必要になります。そのため、行動化が激しい場合は、入院施設を併設している精神科で治療を行うことを推奨します。

まとめ:治療することで症状は落ち着きます!適切な治療を受けていきましょう

手におえないかのように感じやすい双極性障害ですが、治療をすることで必ず症状は落ち着いていきます。そのため、もしかしたら双極性障害かもしれないと感じた場合には、出来るだけ早く専門の医療機関を受診することをお勧めします。適切な投薬治療を行って、大切なものを失う前に病気を治していきましょう。

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