双極性障害の患者が親になり、子を持つと、不安に思うのが気分の波が子育てに影響しないかどうかでしょう。子供は親の都合なんて気にせずに泣き、ミルクやおむつ交換を要求し、ママやパパを求めてきます。そんな中で躁状態、あるいはうつ状態になったら子育てする余裕なんてありません。躁やうつの波におびえている親は多いでしょう。

しかし、双極性障害の患者であっても子育てを恐れる必要はありません。今回は双極性障害の親が子育てをする際に重要なポイント5つを見ていきましょう。

抱え込んでない?人を頼ろう!

力を合わせて子育てしよう

双極性障害を含むメンタルの病気を持つ人々、特に子育てに密接に関わることが多いママにとって、無理をすることはおすすめできません。無理をすることによりストレスが溜まり、病状が悪化する可能性があるからです

一人で子育てをしようと頑張らずに、調子の悪いときには周りの人々に頼る癖をつけましょう。病気が悪化してしまっては結局子育てをすることができない状態になります。その状態になる前に、周囲にヘルプを出して子育てを手伝ってもらってください。

行政機関を頼ろう

中には、家族が仕事をしていて忙しかったり、親戚や友人が近場に住んでいない人もいるかと思います。その場合は行政機関を頼りましょう。行政機関には相談窓口を設けているところや、ママを支援するための機関を設けているところもあります。

地域によってもどのような制度があるのか異なるため、まずは役場などの行政機関へ相談してみましょう。たとえ制度がととのっていない自治体であったとしても、相談することにより、「困っている人がいるんだ」と把握し、新たな制度を検討するきっかけにもなります。

ストレス解消できてる?リフレッシュしよう!

ストレスは悪化の原因に!

ストレスは病気を悪化させる一番の原因です。メンタルの病気を抱えている人はがんばりすぎてしまう傾向があります。そのため必要以上に子育てを頑張りすぎて、病気がどんどん悪化し、結果的に子育てまで手が回らない状態になる、なんてこともありえます。

そうなる前に、ストレスを溜めない習慣を作ることが大切です。子供も、親のピリピリとしている空気を敏感に感じ取ります。子供を預けて好きなことをしてリフレッシュする日を設けたり、ストレスが溜まらないように適度に手抜きをする子育て方法を覚えましょう

悩んでいない?相談しよう!

相談することで見えることも!

子供の発育は一人一人違うもの。わかっていてもほかの子供と比べたり、ママ友との人間関係に疲れてストレスの原因になることも出てくるでしょう。そんな時は相談をしてください。友人でも、行政機関でも、ネットの掲示板でもかまいません。相談することにより、見えてこなかった意見を聞くことができます。

話すだけで頭の整理に!

相談のメリットは意見をもらうことだけではありません。相談することにより、頭の中でモヤモヤっとしていた思いが言葉になり、頭の中を整理することができます。相談するために頭の中で状況を整理しながら、自分で新しいアイディアが思い浮かぶかもしれません。そうすると自分の悩んでいたことの解決への道が開くでしょう。

人と比べない!自分を褒めて!

人は人、自分は自分!

双極性障害の親は、気分の波に流されることから理想通りの子育てができずに悩むケースが多いといえるでしょう。周囲のママを見て、「あのような子育てができれば……」と劣等感を感じることもあるかもしれません。

しかし、メンタルの病気を持っていない親でも悩みはたくさんあります。人は人、自分は自分の悩みがあるのです。「私はこんな悩みを持っているけど、それは私が私であるからだ」と割り切ってしまいましょう。悩んでいる分しっかりと子供と向き合っていて、他の人のできていない子育ても実践できているかもしれません。そんな自分を褒めてあげることができたら素敵ですね。

ありのままでいい!考えすぎないで!

育児に正解はない!

十人十色という言葉があるように、100人いたら100通りの個性があります。子供の個性も一人一人違うもの。もちろん、親の個性も一人一人違います。あるやり方が一人の子供に効果的だったとしても、次の子供にも同じような子育てが良いのかはわかりません。

育児に正解はありません。親と子供が試行錯誤しながら、お互いにとってどのような関係がベストなのかを手探りで探すのが子育てです。双極性障害を持っていても、それはあくまでも個性の一つです。子供と一緒に、子育ての方法を探っていきましょう。

まとめ

双極性障害を持っていると、「親として失格ではないのだろうか」と自信を失ってしまうこともあるかもしれません。しかし、双極性障害とうまく付き合うことで問題なく子育てを行うことができます

双極性障害はストレスで悪化するため、極力ストレスを溜めないことが重要になってきます。一人で無理はせず、周囲の人々に助けてもらい、不安があれば相談しましょう。他の家庭の子育てと比べてもストレスが溜まるだけです。自分は自分、他人は他人と割り切って、自分の家庭でベストな子育て方法を探っていきましょう。

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