双極性障害と診断されたら、日々の生活が急に変わるものでしょうか。答えは「NO」です。診断名が付いたからと言って、急激に何かが変わるわけではありません。

しかし、双極性障害と診断名が付いた時点で薬物療法が始まります。また、双極性障害の悪化を抑え、状態を改善するためには、今までの生活習慣を改善する必要があります。

それでは、双極性障害と診断されたら、どのような過ごし方をしたらよいのでしょうか。双極性障害と診断された場合のおすすめの過ごし方を案内します。

双極性障害と診断されたら?今までの生活を見直そう!

躁とうつの行動は?

双極性障害と診断される前には、躁状態やうつ状態といった通常の気分とは異なる気分の波があったことになります。まずは自分のどの行動が躁状態で起こした行動なのか、また、うつ状態のときにはどうだったのかと分析をしてみましょう。

分析をしていくと、様々な行動パターンが見えてくると思います。例えば、躁状態の時は買い物するのが楽しくて散財してしまった。うつ状態のときはそのことを深く後悔して、仕事に集中することもできなかった、などといったことが考えられます。行動パターンを理解することにより、「今は躁状態だ」「今はうつ状態だ」と自分で気づくことができるようになります。

無理は厳禁?しっかりと休息を取ろう!

体を休ませて

双極性障害はストレスで悪化します。また、躁状態の気分の波が激しければ、その後に来るうつ状態の波も激しいものになります。そのため、ストレスを防ぎ気分の波をできるだけ平坦に抑えることが大切になってきます。

躁状態のときは睡眠をとらずに何かに没頭したい気持ちが強くなるかと思いますが、その気持ちを堪えて体を休ませましょう。しっかりと睡眠をとり、リフレッシュすることにより双極性障害の症状の悪化を抑えることができます。

ストレスに要注意!病気を悪化させる習慣とは?

早寝早起きで体内リズム調整!

双極性障害を悪化させるストレスは日常生活の中にも潜んでいます。不規則な生活は無意識に体にストレスを与えることになります。調子の良い日も悪い日も、できるだけ生活のリズムを安定させるように心がけましょう。

日の光は体の体内時計をリセットする役割を担っています。そのため、可能な限り早寝早起きの生活習慣を身に着けることで、日の光を浴びる時間を長くすることができます。

嗜好品を取りすぎてない?

タバコ、アルコール、甘いスイーツ、脂っぽい食べ物などなど、世の中には嗜好品がたくさん販売されています。どこでも手に入るこのような嗜好品も、取りすぎることは体に毒です。ストレスを与えることになります。嗜好品はなるべく控え、取るときも多量を取らないように心がけましょう。

考え方の癖ってあるの?ストレスを溜めやすい思考とは!

ストレスを感じる考え方とは?

同じような環境にいても、ストレスを感じやすい人と感じにくい人がいると言われています。その違いは、物事をどのように受け取っているかという考え方の違いです。

例えば、くじ引きで1等賞を狙っていたものの、外れてしまったとします。その時に「外れた。運が悪かった」と考えるのではなく「くじ引きに参加できた。ワクワクする感情を得ることができた」と考えるのでは受けるストレスに違いが出てきます。

口癖を変えてみよう!

物事の捉え方を変えるには、まず口癖を変えてみましょう。ネガティブな言葉を、ポジティブな言葉に言いなおしてみましょう。最初は思い通りに言葉が出ないかもしれません。しかし、気づいたときにどんどんポジティブな言葉を使い続けていると、自然とポジティブな言葉が出るようになるでしょう。

思考は無意識に言葉に出ます。ですので、あえて言葉を変えることによって思考を変えるのです。ポジティブな言葉を使い続けているとポジティブ思考になり、ストレスを溜めにくい性格へと変化することができます。

服薬はしっかりと!飲み忘れを防ごう!

服薬管理を徹底する!

双極性障害には薬物療法が効果的です。病院で双極性障害に適した薬が処方されることになりますが、時には飲み忘れが起こります。飲んだかもしれないけれど、自信がないという日もあるでしょう。

そんな時に活躍するのは服薬管理シートやケースです。シートやケースにその日その日に飲む薬をあらかじめ分けておけば、飲み忘れていたらすぐに気づくことができます。薬局だけではなく、100円均一などでも様々な種類のものが販売されているので、自分の使いやすい一品を探す楽しみもあります。

まとめ

双極性障害と診断されたら、普段の過ごし方に迷ってしまうかもしれません。双極性障害はストレスで悪化する病気です。そのため、休息をしっかり取り、生活リズムを安定させることによって日々のストレスを軽減させることができます。また、ポジティブな言葉を使うことでストレスを溜めにくい考え方を作る方法も有効です。双極性障害は薬で治療するため、薬を飲み忘れない工夫も必要になってきます。

双極性障害は自分自身の努力で改善することができる病気です。双極性障害は日々の過ごし方に気を付けるだけでコントロールすることができます。診断名がついたからといっても恐れず、戦っていきましょう。

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