双極性障害は躁うつ病ともいわれます。

うつ病は単極性うつ病ともいって、双極性障害のうつ症状とは違う病態です。

この区別をすることが治療を進めるうえで大切です。双極性障害の症状を的確に把握しましょう。

双極性障害の躁症状とは

双極性障害の躁状態にはⅠ型とⅡ型があります。Ⅰ型の症状は周囲が驚くほどの状態を示します。始終動き回り、多弁でときに汚い言葉を使ったり、喧嘩早くなったりします。誇大妄想的な言動も見られ、高額な買い物を続けたり、無茶な投資、商売などに手を出して、経済的な破たんを招くこともあります。

精力的でなんにでも手を出すのですが、観念が飛びがちで、何かを成し遂げることができにくいものです。家族をはじめ、周囲は本当に困ってしまうことが多いものです。

躁状態のⅠ型とⅡ型

躁状態の症状を簡単にまとめると次のようになります。
①エネルギッシュである。
②気分が高揚して多幸感がある。
③あまり眠らなくなる。
④自分が偉くなったような気がする。
⑤多弁になる。
⑥怒りっぽくなり、喧嘩早くなる。
⑦考えがまとまらず気が散る
⑧多動になる。
⑨浪費する。
⑩性的な放逸になる。
以上のような症状は程度によりことなります。

一般にⅠ型の方が激烈で、周囲は躁状態と認識することができます。一方でⅡ型の場合、多くがそれほど激烈な症状を表しません。したがって、双極性障害と診断されにくく、うつ症状が現れた時に単極性のうつ病と診断されることも少なくありません。

つらいうつ症状

うつの代表的な症状は次の通りです。
①気分が落ち込む。
②寝てばかりいて起き上がれない。
③何もやる気が起きない。
④楽しんだり、喜びの感情が湧かない。
⑤だるく、疲れやすい。
⑥何もする気が起こらない。
⑦自分に対して否定的になる。
⑧何事も決めることができない。
⑨食欲がわかない。
⑩動作が鈍くなる。
⑪自殺念慮がある。
もちろん、単極性のうつ病でも同様の辛い症状が襲います。このとき、双極性障害のうつ症状と診断できればいいのですが、かなり難しく、投薬の選択を誤ることも少なくありません。

投薬の間違いで激烈な症状がでることも

うつ症状時に双極性障害を「うつ病」と診断され、古いタイプの三環系抗うつ薬などを投薬されたりすると、うつ状態から急激に躁に変わる躁転といわれる症状以外に、一年間のうちに4回ほども躁とうつを繰り返すラピッドサイクリングという状態を招くことがあります。

そうなると極めて危険です。それを避けるには、的確な診断を受けられるよう、周囲は落ち着いて過去の病歴などを思い起こし、医師に伝える努力が必要です。

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