双極性障害とは、近年になって呼ばれるようになった疾患の名称であり、昔は「躁鬱(そううつ)病」と呼ばれていました。

その文字の通り、躁(そう)状態と鬱(うつ)状態の両方を症状をもった疾患で、躁状態とは気分が高揚し、自分はスーパーマンになったように感じ、また他人に対して攻撃的・高圧的になったりします。

一方鬱状態とは躁状態の反対で気分が落ち込み、何に対しても意欲がなくなるという状態です。

このような双極性障害に用いられるお薬について確認していきましょう。

第一選択薬は気分安定薬が使用されます

躁鬱状態のどちらであっても、治療方針は同じで気分を安定させることを目的とします。

その治療のために気分安定薬が使用されますが、代表的な商品としてリーマス、デパケン、テグレトールがあります。主な副作用としてふらつき、めまい、眠気、口が渇く、嘔気・嘔吐、下痢などがあります。

またこれからの薬剤はてんかんという病気に対しても粗放されます。

近年新しい治療方法として抗精神薬が使用されています

抗精神薬は従来統合失調症(幻覚や妄想が主な症状で、それにより一般的な社会生活を送ることができなくなる疾患)の治療薬として使用されておりましたが、近年研究が進んだ結果、双極性障害の発症は統合失調症の発生メカニズムと共通した分もあることが判明したため、双極性障害に抗精神薬が使用されるようになりました。

抗精神薬には第一世代と第二世代があり、第一世代は定型抗精神薬と呼ばれ、ドパミンだけ(脳内物質)をブロックする働きを持ったもので、第二世代は非定型抗精神薬と呼ばれ、ドパミンとセロトニン(脳内物質)の両方をブロックする働きを持っています。

第一世代抗精神薬の副作用として錐体外路障害というパーキンソン病症状が発生することが知られているため。現在は第二世代の抗精神薬が主に使用されています。

第二世代の抗精神薬にも一般的な抗精神薬で発症するような副作用(ふらつき、眠気、口が渇くなど)は認められます。

その他の治療薬として補助薬・抗うつ薬が使用されます

鬱状態を改善させるために抗うつ薬を使用します。躁状態よりも鬱状態の方が危険と言われています。

それは鬱状態になると気分が落ち込むことで最終的には自殺という最悪の事態が起こる可能性があるために、鬱状態を改善させる必要があります。

また、双極性障害の方の中に甲状腺低下症状を合併されている方もいるため、甲状腺薬を投与されることがありますが、双極性障害に対する治療ではありません。双極性障害治療として新しく抗精神薬が加わりましたが、治療の基本原則は気分を安定させることであるため、気分安定薬がまずに投与されます。

気分安定薬で十分な効果が認められない場合に、抗精神薬や他の補助薬を使用しています。

双極性障害の辛さから解放されたいあなたへ

「鬱」と「躁」の悪循環から独力で脱出する「プチ認知療法」

認知療法で双極性障害を克服した人は多くいます。なぜなら、認知療法で自分の考え方を変えることで鬱と躁をコントロールすることが可能だからです。ですが、認知療法を実践するのは簡単ではありません。そこで、認知療法の専門家が作成したDVDを見るだけで実践が出来るプチ認知療法があります。それを実践すると、認知療法を気軽に実践することが出来、結果として、うつを克服することが出来ます。