絶好調な気分の後、しばらくして憂うつな気分に襲われたことはありませんか?そのようなことが何度も続いたら、それは双極性障害かもしれません。

ここでは、双極性障害の症状とその特徴についてご紹介していきます。双極性障害とはどんな病気か、また同じ気分障害であるうつ病とどう違うのかなど、双極性障害について説明します。

双極性障害はどんな病気?その特徴とは

双極性障害は、以前は躁うつ病と呼ばれていた病気です。では、双極性障害とはどのような病気なのでしょうか。その特徴についてご説明します。

双極性障害の特徴

双極性障害とは、簡単に言えば気分の波が激しい病気です。激しい気分の高揚がある躁状態と気分の落ち込むうつ状態を繰り返します。

躁状態のときは、自分が万能の人間であるかのように思えたり、偉い人間であるかのように思えることもあります。また、普段では考えられない高い買い物をしたり、勝手にローンを組んでしまうなど、困った行動を繰り返します。

その一方で、うつ状態になるとうつ病と同じような状態になります。気分が沈み込み、何もできなくなってしまいます。仕事に行けなくなったり、ベッドから起き上がることさえできなくなってしまいます。

うつ病じゃない?双極性障害は気分障害のひとつ

双極性障害は、うつ病と同じ「気分障害」という病気のジャンルに分類されます。しかし、両者は別のもので、その症状も違います

うつ病について

うつ病は、抑うつ状態や集中力の低下をはじめとした「生きる意欲」の低下が特徴の病気です。なりやすい性格などの傾向はありますが、誰でもなる可能性があり、その原因は過度のストレスによるものです。

その診断は最終的には医師に任せるものですが、インターネット上のチェックツールで簡易的なうつ病診断をすることができます。

また、その症状はわかりやすく、周囲から見てもうつ病だと理解できます。

うつ病と双極性障害の違いについて

うつ病と双極性障害の大きな違いが、双極性障害に見られる躁状態がうつ病には存在しないということです。うつ病の場合は気分が高揚することはありません。

うつ病でも、うつ状態と正常な状態を繰り返す反復的なうつ病がありますが、あくまでも正常な状態とうつ状態を繰り返すだけなので、気分が高揚するようなことはありません。

どれくらい珍しい病気なの?そのかかりやすさ

では、双極性障害とはどれくらいの割合でかかってしまうものなのでしょうか。

割合的には100人に1人の割合でなる

双極性障害は、およそ100人に1人の割合でかかる病気です。パーセントで換算すると約1%の人がかかります。この数字は、双極性障害の人は決して珍しいものではないという証明です。

若い時期に発症することが多く、双極性障害1型では10代後半から20代前半の年齢の人が発症のピークとなっています。

うつから始まる?双極性障害の傾向

双極性障害は、うつ状態から始まることが多いのです。約3分の2の患者さんが、うつから症状が始まります。

症状はうつから始まることが多い

双極性障害はうつから始まることが多いのは、多くの人はうつ状態に悩んで病院にかかるからです。激しい躁状態の人は自分が病気だとは思いませんし、軽い躁状態ならなおさらです。

うつ病だと思っていたが、実は双極性障害だったというケースも多いです。また、うつ状態を数回繰り返したのちに躁状態になるというタイプもあります。

どうすれば良いの?双極性障害だと疑ったら

では、双極性障害ではないか、と思ったら、どのようにすれば良いのでしょうか。

早めに医師に相談する

自分が双極性障害かもしれないと思ったら、まずは早めに医師に相談してください。双極性障害は放っておいて治るものではなく、投薬による治療が必要な病気です。

自分で気分の変調を感じたときはもちろんですが、周囲の人が「双極性障害かな?」と思うような言動を取っていたときも、受診を勧めてあげてください。

双極性障害は、早期の治療が早期の回復につながる病気です。

治療を行わないと起こり得ること

では、治療を行わないとどのような事が起こり得るのでしょうか。

双極性障害は、躁状態のほうが深刻な病気です。突飛な行動や、普通ではとても考えられない行動をして周囲を困らせてしまうからです。

治療を行わないと、この突飛な行動が続いてしまい、職場や学校で周囲の信頼を失ってしまいます。深刻な状態になると、退学や解雇などの処分が下ってしまうことさえあります。

また、うつ状態のときには「死にたい」と思う気持ちが強くなる傾向があり、実際に自殺率が高いことが指摘されています。

このように、双極性障害を放置していると、人生そのものが危機に陥ってしまいます。

まとめ

双極性障害は、放っておくと人生において大きな危機に陥ってしまう病気です。症状こそ違いはあるものの、患者さんやその周囲の人に大きな影響を与えかねない病気です。

こうした双極性障害を防ぐためには、日ごろのストレスコントロールや、生活リズムの安定などが必要です。しかし、予防策を取っていたとしても双極性障害になってしまう可能性があります。

自分や周囲の変化に気づいたら、早期に病院へ行くようにしてください。

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